6
ジャパン・グローバル・クレジット・ソリューションズ
日本企業のための国際取引と投資
今日、取引関係や投資を通じてほとんどの日本企業は世界と密接に連携している。最近の調査では、日本企業の大半が海外市場を中期的に有望な成長市場と認識していることが示されている。取引に対する楽観的な見方や、日本企業が関与するM&Aの件数が歴史的な高水準を記録する中、弊チームの役割は、より良い意思決定のためのマーケット・インテリジェンスの提供や成長リスクを軽減するためのクレジット・ソリューションを通じて、世界に展開する日本企業を支援することである。
日本にとって最大の輸出市場は中国と米国であり、それぞれ1,450億ドルと1,400億ドルの取引高である。日本は米国経済にとって、最大の対外直接投資国もある。日本企業にとって、米国や中国の地政学に対処することは最重要課題である。日本貿易保険(NEXI)や弊社が手配する民間保険会社の信用・ポリティカルリスク保険がサポート的な役割を果たすことで、企業の取引や投資の支援につながっている。
エーオンのジャパン・グローバル・ソリューションズ(JGS)は、世界中の日系グローバル企業に特化したリスクソリューションを提供している。弊チームは日本企業特有の要件を認識し、経験豊富なスペシャリストで構成されるチームを編成して、日本企業の顧客が安全かつ持続的に成長できるよう支援している。
日本の対外直接投資の地域別内訳(国際収支ベース、ネットとフロー)
出典:独立行政法人日本貿易振興機構 (JETRO)
価値を引き出すクレジット・ソリューションズ: 日本企業の成長を支援
日本におけるエーオンの歴史は50年以上に遡る。JGSがこれまで構築したグローバルでの事業展開に支えられ、エーオンは日本企業向けに業界屈指のアドバイザリー・サービスを提供する真のグローバル・プラットフォームを有している。
クライアントの運転資金やトレードファイナンスのニーズに対応するため、日本企業専用に設けられた弊社のフレームワークには、グローバルに土岐 謙太郎が率いるクレジット・ソリューションズも含まれる。
日英バイリンガルのクレジット・ソリューションズ・チームは、顧客の事業戦略、信用リスク、財務目標のサポートに重点を置き、クレジット・ソリューションを活用して取引や投資の支援を目標としている。
日本の商習慣、文化への深い理解に基づき、弊チームは日系・外資系信用保険会社の引受キャパシティを最大化することで、最適な限度額と料率を実現している。
「日本企業のお客様に特化した国際的なクレジット・ソリューションズ・チームを率いることができ光栄です。弊チームはお客様が持続可能な成長を実現するために、より良い意思決定を行えるよう、日々ソリューションの設計に尽力しております。」
日本企業向けにカスタマイズされたアプローチ
ジャパン・クレジット・ソリューションズ・チームは、取引信用保険、ポリティカル・リスク保険、シュアティボンドについて、顧客のニーズに合わせたアドバイスを提供している。
弊チームは、変化を続ける国際取引・投資環境に対応するための専門知識、経験、能力を活用しながら、金融機関や事業会社を支援している。
- 日本語を話す専門家を擁するグローバルチーム
- 成長とリスク軽減を実現するためのバランスシート方法論
- 経験豊富なグローバル・トレード・クレジット・プログラムのサービス能力
- より良い意思決定のための経済・カントリーリスクトレンドのデータ
- 増加する海外投資案件をサポートするM&Aクレジット・ソリューション
- 取引信用保険プログラムを効率的に管理するためのデジタル・プラットフォーム
債権保全と成長支援
日系グローバル顧客企業に対して、クレジットソリューションを通して債権、債務、保証、投資をいかに保全、強化できるか分析を行う。バランスシートの評価とコンサルティングを軸に、以下の方法で、クライアントの成長を加速してきた。
- 信用保険の活用による債権の保全、新規市場での成長サポート。i) 民間保険会社、ii) NEXI のフロンティング・スキーム、iii) 再保険を組み合わせることで、日本本社とアジア、欧州、北米、南米の海外子会社の両方を網羅するグローバル取引信用保険プログラムを開発。
- サプライヤーへの前払金を補償し、不履行リスクを軽減。最近の取引では、インドサプライヤーに対する前払金を補償。
- 新興市場のインフラ・プロジェクトにおいて、銀行保証の代わりにシュアティボンド(保証)を利用することで、銀行の与信枠を開放。資金調達面での利点に加え、邦銀が拠点を持たず保証を発行できない国においてもシュアティボンドを手配